久々の秋葉原

昨日は月草さんと一緒に法務省皇居前広場→東京駅→山手線→秋葉というコースで遊んできました。
皇居前広場には初めて行ったのですが、静かで広々としていていいところでした。緑が多めなのも良かったです。スケールの大きなものを目の前にして自分の心にも余裕が生まれ、なんというか、日本はとても平和だなぁと思いました。
ベンチとかあれば2時間くらい座ってぼーっとしていたい場所ですw
そこから見えるビル群を月草さんにガイドして貰いながら東京駅に向かい、その周辺も月草さんにガイドして貰ってとても面白かったです。
ちょっと話がズレますが、旅行(友達と行く旅行でも新婚旅行でもなんでもいいのですが)に行く時は、数人で分担して名所について説明できる程度に調べて、その場所に着いたら担当の人が簡単に説明したりしたら面白いんじゃないかなんて思いました。



それから秋葉に着いたのですが、山手線で行ったのは初めてで、山手線のホーム内にある広告に秋葉色の強いものが多かったのが印象的でした。中央線のホームにはそういう広告は無かった気がします。
今回秋葉に来たのは買いたい同人誌がいくつかあったからです。
まず虎の穴に行って「オタクとデザイン創刊号」という同人誌を買いました。
オタクを対象とした本やゲームのパッケージ、その他諸々の商品も良く考えてみると、全て誰かによりデザインされたもので、最近はオシャレなものや、秀逸なデザインのものが増えてきています。基本的にはオタ文化とオシャレとはどこまでも交わりを持たないと思われている人が多いと思いますが、もし交わるとしたらどの程度までは許容されるのかとか、ではどんなところにオシャレ路線が現れているんだろうとか、オタ文化とオシャレ路線の程良い距離感を探っていく同人誌です(いや、実際はもっと広い視野をもって作成しているに違いないです)。
これまで、物語の内容とか表現技法に注目した評論は少数ですが、同人誌や商業誌で書かれてきました。でも、媒体のデザインに注目して書かれた本を見るのは今回が初めてです。冬コミが終わってから、ずっと買いに行こうと思っていたのに試験等に邪魔されていたので、もう売り切れてんじゃないのかなんて思ってましたが、あったのでホッとしました。


デザイン繫がりなのですが、僕がこれまでにオタ文化の中で優れたデザインだと思ったのはベネツィアビエンナーレ第9回国際建築展の日本のカタログに付いてきたフィギュアですね。
秋葉原という街をなんとも上手に小さなスペースの中に表現したものだと興奮しました。秋葉原をフィギュア化したものがこれまでにもあったのかは分かりませんが、これが最も適確に表したものではないかと思います。
秋葉原の街のランドマークとも言える建物があるのは当然のこと、真ん中を通る中央線には少女が跨り、中央線秋葉原駅に与えるオタ文化の影響を表現しているし、その少女の足元の車が混乱・ストップしているのを見ると中央通りに与える影響まで想像できる気がします(日曜日の歩行者天国とか)。
このフィギュアを見せて「これが秋葉原という街や!」と言えば、秋葉の事を知らない外国人も「Oh!Great!!」とか言うでしょう(たぶん)。これを造型した大嶋優木氏のセンスに惚れ込みました。


それから、冬コミLeafブースで販売された「1998-2006 Leaf Illustrations TATSUKI AMADUYU EDITION」が4月に虎の穴で販売されるそうなので、予約してきました。
甘露樹氏初の画集「Leaf Illustrations甘露樹エディション」予約始まる(アキバOS)
次にメロンブックスへ行ってサークル「pixel pantom」の「萃月符うどんげ本総集編)」を買いました。これまで出たうどんげ本の中身だけ収録しているのかと思っていたら、かなりの量のカラーページにイラストの方も収録されていて嬉しかったですね。



そして、コトブキヤに行こうということになって(秋葉に来るといつもコトブキヤのフィギュアのショーケースが見たくなるんですよね(汗)、フィギュアを堪能し、コトブキヤの出している名雪フィギュアの出来は神だとか語った後、某所で休憩を取っていたところ、月草さんの顔が真剣な表情に・・・。対面して座っていたのですが、ウホッ・・・これは!と思っていたら(冗談)、月草さんが見ていたのは僕の後方でした。
僕も目をやってみると何だか見覚えのある人物が。
月草さんの「・・・??あれ、竜騎士さんじゃない??」との一言に僕もピーンと来ました!
そう、確かに竜騎士さんで、僕らの後方で談笑していたのです!
竜騎士さんといえば超有名なひぐらしの原作者。
いつの間にか僕らは物凄いテンションになっていました。いい年こいた大学生が二人してパクパクとパフェを食べながら。
少しした後お帰りになられて、僕らが帰る際に店員さんに聞いてみたらやはり竜騎士さん本人だったようです。店を出た後、また会えないかなぁなんて月草さんと言っていました。

その後、1時間半くらいフィギュアを観ながら秋葉の店を回って、御茶ノ水駅まで歩いてそこで月草さんとお別れしました。