D.C. サイドエピソード

昨日友達からDVDを借りました。その名はダ・カーポ
ゲームをアニメ化したものなのですが、僕は元のゲームをやったことがありません。
このアニメは既に一度通して観た事があるのですが、サイドエピソードのあまりの質の高さに再び観たくなってしまいました。
本編は前半はエロいというか、男の欲を満たすような描写が露骨に出てきて、内容は僕が好きなものではありません。典型的なラブコメラブロマンスです。後半は、前半の様子からどうなることかと思っていたのですが、シリアスな観させる展開になりました。観ていて心が痛くりました。キャラクター一人一人の問題が次々と浮き彫りになり、解決して、ハッピーエンドで終わりました。
この主人公は風見学園の付属校というところに通っているのですが、風見学園の本校というところもあって、登場キャラクターの中には本校に通っている人もいます。付属校と本校はおそらく中学、高校という関係にあると思うのですが、その辺はぼかしています。そうすると、殆どの女の子キャラクターが中学生ということになるのですが、彼女達は発育が良過ぎて高校生にしか見えませんでした。
本編の話はこの辺にしておきます。サイドエピソードの感想へ。
サイドエピソードは本編の流れとは関係なく進行しました。全12話だったと思います。
一応最後の方で、サイドエピソードの話同士に繋がりを持たせていますが、各話殆ど独立しています。監督はなぜか、全てもりやまゆうじさんがやっています。
本編と違ってゆったりと流れる時間の中で、個々の女の子キャラクターに焦点を当てた適当な、それなのに魅かれる話が展開します。
あれだけゆっくりとした時間を生きることができたらさぞかし幸せだろうと思いました。
情緒ある初音島の景色と人間のいない静けさ。田舎の良さを認識させられます。
幸せな時間を描いた話、ホラーの話、不可思議な話、話のテーマが毎回大きく違って観るほうを飽きさせません。
使われている音楽も神秘的なものが多くて、最後は考えさせられる描写も出てきます。
映像も綺麗でした。
桜の名の由来についていくつかの説を紹介していたり、昭和30年代、40年代の話題だけで話が進行したり、知的好奇心をくすぐる場面もありました。
ダ・カーポは本編前半、後半、サイドストーリーの趣向を変えることで、かなり広い幅の視聴者が楽しめる作品だったと思います。
D.C.S.S.はどうなんでしょうか。DVDを借りて観る事になりそうですが。