優しさ

透ちゃん

今日偶々、フルーツバスケットの3話を観ました。
そこで本田透ちゃんの言ってる事にとても共感したので紹介したいと思います。


ようつべにあったので貼っておきます(動画は1分18秒から動きます&音量注意)。


このシーンで、透ちゃんがこういう事を話しています。

「でも、『疑うよりは信じなさい』ってお母さんが言っていました。『人は優しさを持って生まれてこないんだよ。』って。
生まれながらに持っているのは食欲とか、物欲とか、そういう欲。つまり生きる本能だけなんですって。
『優しさは体が成長するのと同じで、自分の中に育てていく心。良心なんだ。』って。
『だから人によって形が違うんだ。』って。」

僕も優しさはこういうものなのかなーと思っています。
自然に身につくものではなく、自分で育てていこうという気持ちがないと身につかないものだと思います。
もちろん、優しさを受けられる環境下で意識せずに育つものもありますけど。


これは英語の勉強に似ていて、最初に英文を読むときは、文を見て一つ一つの単語を頭の中で日本語に変換しながら読むというところから始まりますが、慣れてくると英文を英文のまま読んで自然に理解できるようになるような感じです。
もちろん英語圏に住んでいれば、ある程度自然に身につきますよね。


だから、優しさというのも、まずは意識してでも実践する事が大切なんだと思います。
相手の事を第一に考え、打算なしで行動するようにします。
ただ、打算なしといっても、人に優しくすることで満足感が得られるというような、自分の感情の充足くらいは受けてもいいと思います。そのようなことを実践していくうちに、自然と優しい感情が湧き上がってくるようになる気がします。


そして、その前提として優しさの形というものがわかっている必要があり、それは周りの人間により与えられます。
優しさを一度も受けたことのない人間は(殆どいないと思いますが)、絶対に優しくなりません。
だから、親は子どもに対して優しく、友達は友達に対して優しく接してあげる事が大切です。
幸い僕の周りの人達はみんな優しいです。ありがたいことです。


大学に入ったばかりの時は、僕は「偽善ならばしない方がましだ」という考えでした。
しかし、色々な経験を重ねるうちに「やらない善よりやる偽善」は、かなり正しいのだと感じるようになってきました。
心にもないことでも、ちゃんと「相手のためなんだ」というのを意識して繰り返し行っていれば、そのうち心の底から行える日が来ます。
偽善だからしない、ということで何もしないと、多分何も変わらないのだと思います。
ただ、1つ注意なのは、優しさは人を信じる事に直結しているので、優しくなりすぎると詐欺にも遭い易くなるということです(笑)


これまでの話は優しさだけでなく、正の感情全般に当てはまるものじゃないでしょうか。
例えば、人を肯定してあげられる気持ちも、積極的に相手のいいところを探して肯定していかないとなかなか育たないと思います。
妬んだり、見下したり、否定したり、を繰り返していては何も変わりません。


「実践していく事が大切だよ」というのをフルーツバスケットを観ていて改めて考えた、というお話でした。
そして、やっぱほっちゃんの声はええなぁ・・・。


フルーツバスケット DVD-BOX

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