Kanon22話の事なんだけど・・・

名雪とあゆ

秋子さんが交通事故に遭って、病院に運ばれ、そこで医者に危険な状態だということを知らされた時に、祐一に「秋子さんは!・・・約束を守る人なんです!」(名雪に苺のショートケーキを買ってくる約束をしているんだから、それを果たさず死ぬなんて事は絶対にない!)と言って欲しかったのに・・・。それくらい祐一には秋子さんの事を大切に思っていることをアピールして欲しかったのに・・・。台詞が採用されなかったのは名雪シナリオのファンとしてはショックでした。
名雪を助けてやれるのかと弱気になる祐一を、北川と香織が励ます(叱咤する)シーンもきちんと描いて貰いたかったのになぁ・・・。


名雪が部屋で三角座りをしている光景はゲームだと普通だったけど、アニメで観るとちょっと滑稽でしたね(^^;
祐一と名雪のやり取りはかなりカットされていました。
名雪にはもっと、秋子さんを失うかもしれない恐怖心や不安感、どうしようもない気持ちを語って欲しかったのに、3分くらいで終わりました(汗
祐一はその後失っていたあゆの事故の記憶を取り戻して、名雪の事は北川に任せてあゆを探しに行っちゃうし。
今泣いてる名雪と、いつでもいいあゆと(あゆ本体?は病院のベッドに寝てます。事故現場にいないことくらい分かるだろ・・・常識的に考えて)どちらを優先するかなんて明白でしょうに。
あゆが仮に恋人だとしても、名雪だって家族なんだから、この場面であゆを優先するのはおかしいと僕は思います。


あゆエンドで終わらせるにしても、名雪シナリオを家族愛的なもので纏めて、家族が支えあって生きていく様子を描いてくれればよかったのに、完全に切捨てられてしまった様に思えます。次回がKanonの最終回なのか知りませんが、このまま単に秋子さんが回復したから名雪が元気を取り戻すとかいうどうしようもない終わり方にだけはならないで欲しいと思います。
出崎監督のAIRが映画として見せるためにかなり改変されていましたが、あれはあれで別に伝えたいものがあって、それが伝わってきたから僕はAIR anotherとして納得しましたが、シナリオの上辺だけを掬ってヌルオタを満足させて、実体は骨抜きにされたのでは堪ったものではありません。


・・・と結構酷評になってしまいました。