現代視覚文化研究

ゲームラボ特別編集 現代視覚文化研究

ゲームラボ特別編集 現代視覚文化研究

今日近くの本屋さんで見つけました。前々から欲しかったので購入。今じゃ私は普通の書店でも堂々と、表紙に萌えキャラの映る本を買えるようになってしまいました。でも、少コミを堂々と女の店員さんに出す勇気はありません。
そもそも買いませんけど。。。


コレ、内容がマジでマニアックです。
アニメ・漫画・声優(ラジオ)・ゲーム(一般のものは除く)はもちろんのこと、C71対応プロ作家サークルリストとか、同人音楽の紹介とか、月姫ひぐらしに続く名作を探せというコーナーとか、オタ中のオタを標的にしたネタも備え、更にはMUSASHI -GUN道-のプロデューサーと監督のインタビューなど、非常にコアな雑誌に仕上がっています。
一応同人には詳しいと自負しているので、この本に載ってるプロ作家のサークルリストに取りこぼしがあることも分かっているのですが(まだまだアニメーターさんのサークルはあります)、コミケに何度も参加してない人だったら、コレを読めばあっという間に十分過ぎるほどの知識が付くと思います。
でも、ぶっちゃけプロ作家さんて、同人に力を割いてる暇がそんなにある訳でもないから、プロじゃないけど同人歴の長いサークルさんの方が、作品から感じられるスピリットは大きかったりしますよ・・・。一概には言えませんが。
アニメの原画とか、貴重な資料とかが手に入ったりもしますし、知ってて損はないのかなぁ。
同人音楽の記事では、前回のコミケ後にメタメタに叩いた「空色絵本」というサークルが載っていたりと、僕の感性にそぐわない部分もありました。


MUSASHI -GUN道-の監督のインタヴューは良かった。
監督の次回作にかける意気込みやら、苦労話が読めたのは貴重でした。木下監督には次回作で大いに頑張って欲しいです。
対してプロデューサーの酷いこと酷いこと・・・。
菅谷信行というアフォなんですが、「もう1回クソアニメだと言われようぜという気持ちがある(笑)」とか、「2週間堂々と、30分の枠で番組宣伝を行い、さんざん引っ張って期待させておいて、3週目にアニメが始まった時「またこんなのか!?」となればブログに書かれる(笑)」とか、酷い作品を故意に作ってそれでMUSASHI -GUN道-みたいな祭を起こそうとしてる。
頭悪くないか!?
まず、故意に起こすことに好感が持てないし、先に言っちゃったらサプライズにならないでしょ。
プロフィールに「ACCプロダクション代表で、東映動画でモノクロ時代からアニメの製作に携わる」とか書いてあるけど、この人、アニメーターのプライドなんかこれっぽちも持ち合わせてない。監督の木下さんみたいにMUSASHI -GUN道-の出来に悔しがって次回に向けて奮起するんじゃなく、偶々ネタアニメとして上手くいったMUSASHI -GUN道-が話題になったり売れたのがマジな成功だと思い込んでいる。
それに、祭を故意に起こして成功しようなんざ100万年はええ。Blog連合がハ○ヒやらキ○キスの祭りを故意に起こしたんじゃね?って情報が流れた時に叩かれたの分かってねーだろ。


と、最後の方に口調が荒々しくなってしまいましたが、アニメが好きな人間からしたら、話題にするためにクソアニメを作るって思考はどうしても許せなくて・・・。一生懸命やって、それでも期限や予算、人員の関係でどうしようも無く、クソアニメになったから笑って許せる訳で。。
監督はいい人だから成功して貰いたいけど、プロデューサが自分の手腕と勘違いして、したり顔になるのは許せねーよぉー・・・。


ちょっとGUN道のことについて語り過ぎましたが、現代視覚文化研究はひとつ上のオタクを目指す人に読んで欲しいと思います。


あと機動戦士ガンダム THE ORIGINの14巻も買いました。