SchoolDaysプレイ中

この前の日曜日に月草さん、A-boyさんと共に池袋のテアトルダイヤにパプリカを観に行き、それから秋葉原SchoolDaysを購入した。
帰宅後早速インストールして、翌日からゲームを開始した。


このゲームには西園寺世界という、元気で明るくてよく話しかけてきてくれる、学校で席が隣の少女と、桂言葉(ことのは)という落ち着いていて引っ込み思案で清楚系な隣のクラスの少女がメインヒロインとして登場する。
ゲームは全6話構成になっていて、話の中で世界寄りの選択肢と言葉寄りの選択肢、どちらをより多く選択したかで、次の話が世界寄りのシナリオになるか言葉寄りのシナリオになるかが決まってくる。
選択肢を選ぶ時には制限時間があって、時間内にどちらも選択しないとタイムアウトになる。
タイムアウトにすることで、どちらかの好感度が上がることもある。
プレイしていく中で気が付いたのだが、特定のシナリオに持っていくために絶対に選ばなくてはならないという程重大な選択肢は、終盤まで登場しない。だから、とりあえず攻略したいヒロインの好感度が上がるように進めていれば、思い通りに行くので気楽である。


僕はまず、言葉をクリアしようと思って、言葉寄りの選択肢をひたすら選んでいた。
ゲーム開始直後から言葉にゾッコンだったのだ。
そうしたら、何だか早い段階で言葉と関係を持とうと早まった主人公伊藤誠君は、当然のごとく拒まれて、何故か逆ギレした。
「俺達一旦距離を置いた方がいいような気がするよ」とか、テメー何様のつもりだよと突っ込みたくなるような台詞を堂々と吐きなすった。
この主人公は独特の感性と強い意志を持ち合わせているらしい。
そして、その強い意志とは下半身的思考に大きく支えられたものである。
全く僕の思うように操れない。
ギャルゲーなら僕の分身として動いて貰わないと困る。
なんか、第三者的な視点でアニメを観ているような感じである。
その後もどうにか誠を操ろうと頑張る僕は、負けるもんか!と言葉寄りの選択肢をチョイスしていった。


そして、とうとう言葉と関係が回復して、関係も持って、好感度ゲージも言葉側に100%マックスで触れていて、これは無難に言葉エンドか!?と思われたその時、誠君は何の脈絡もなくこう言い放った。
「俺は気付いた!!俺が本当に好きなのは世界だ!!」
そして世界の方に走った。
つくづく僕の期待を裏切ってくれる主人公である。この時点で主人公とのシンクロ率は2%くらいになっていた。
僕は画面の前で1分くらいポカーソとしてしまった。
折角溜めてきた好感度ゲージもその一言で振り出しに戻った。


僕は悟った。
このゲームの主人公誠は、糞であると。
ゲームを進めている最中にヘタレであることはうすうす勘付いてはいたが、ヘタレを超えた糞キャラである。
もし現実にいたら、ぶん殴って、逆蛇喰らわして、超サイヤ人ベジータばりの連続パンチをオラオラオラオラ!と腹にぶちかまして、いっぺん死んでこいよこのタコがぁ!!と蹴り飛ばして、アマゾン川あたりに流してやりたい。
対照的にヒロイン達は正に天使そのものである。
腐った主人公がどんな態度を取ろうと、彼女達は絶対に主人公のことを嫌いにならない。
いつでも、好きです誠君、誠君の彼女で居たいですと言って、誠第一で行動を起こす。
誠が心移りしたら、誠が悪いのに、心移りした先の女性に対して怒りをぶつける。若干メンヘラ気質はあるが、とても可愛く見える。
彼女達がいなかったら誠君はただの変質者である。


彼女達は誠に無償の愛を注ぎ、誠はそれに応じて縦横無尽にヘタレることで、三角関係はドロ沼化していく。
これぞ、ドロドロものの作品の王道である。
そして、こういう話は主人公がダメダメなおかげで、女の子達が一層素晴らしい存在に見えてくる。
僕が嵌ってしまう理由はそこにあるかもしれない


もう少しプレイしたら続きを書きます。


School Daysビジュアル・ガイドブック (JIVE FAN BOOK SERIES)

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