コミックマーケット70の記録 三日目東編

あにゃぁぁぁ疲れたよぉ〜〜〜。
足が・・・足が痛い。今、まともに立つことが出来ません。生まれたての子鹿状態です。。。というのも、本日、コミックマーケット70に参加して来たからなのです。今回は、特に疲れました。立っている時間がいつもより長かったわけではないのですが、多分運動不足だから・・・。
僕は三日目のみ参加しました。
天気は晴れ。予報では曇り後雨だったのですが、見事に外れてくれました。でも、雨が降るよりは多少暑くても晴れて良かったと思います。雨の日のビックサイト内の蒸し蒸し状態はヤバいし、晴れたおかげで、肌が多少健康的な色になりましたしf^^;僕のような引き籠りオタはこういう機会にしか肌が焼けることがないのです(スポーツはたまにやるくらい)。あと、海風が涼しかったので許せる暑さでした。



早速当日の様子について語ります。今年も様々なドラマが展開しましたよ。
頒布物の情報については、まだ一通り目を通していないので、感想は無しで何を入手したかだけを書きます。
まず、僕は東側メインに回ろうと思っていたので、東のトラックヤードに並びました。
そして開始時に僕がいた場所は、東6とか3のある入り口から入って20メートルくらいのところ。
午前10時、コミックマーケット70が開催し、一斉に押し競饅頭が始まりました。皆我先にと最初のお目当てサークルを目指します。この、皆で押し合いへし合いしながら進むというのは慣れてしまうと、なんか物凄く楽しくなります。最初は、「マジで民度低いぜこの野郎。」と感じていても、数回経験すると「これがコミケなんだよな!」って感じるようになります(危険極まりないことは確かです)。


★僕はそんな事を感じつつ、胸を躍らせ最初のサークルCieloに向かいました。Cieloは天広直人さんのサークルです(サークル紹介が目的ではないので、本人についてははてなを参照)。超有名イラストレータなのに、今回が初参加らしいです。ここは東シ54bで壁サークルなのですが、どこで間違えたのか、非常口サークルと勘違いしていて僕は外へ。目の前には既にCUT A DASH!!やらあいすとちょこやらの長蛇の列が出来ていて、「Cieloの列全然分からねー!!」という感じだったので、即刻係りの人に聞いたら、「そこのあいすとちょこの列と、壁の隙間を向こうに行けばあります。」と言うので行ってみたら列がありました。運が良かったことに、Cieloは列の最後尾を外に作っていたんです。コレをしてくれていなかったら僕はスタートでかなり出遅れる事になっていました。


余談なんですけど、スタートってコミケではとっても大切ですよね?
入場が100人目と200人目ではエライ違いが出ます。
なぜかというと、もし全サークルで最初に5人ずつ並び、1人の人が冊子を買う間に仮に5人の人が新たに全サークルの列の後ろに並ぶと考えると、自分がサークルの1番目で買うなら次のサークルに並んだとき、10人目ということになりますが、5番目だと21人目ということになります。これが買ってから移動する際に毎回起こると考えると最終的な時間差はエラいものになるという事です。。。(すっごく単純に考えた場合です。現実はそんなに単純ではありません。)


★話は戻って、Cieloに15分くらい並んで新刊2冊にテレカ2枚(テレカなど今時使いませんが、記念品みたいな感じです)を買いました。
新刊は天広直人個人誌①と②です。お仕事関係のラフ画、線画を収録されています。最後にふんじゃかじゃんの番外編も描き下ろしで収録されています。2冊合わせると結構なボリュームがあります。
昔から天広さんの絵の繊細さが好きでしたが、偶然にも初同人誌を買わせて頂いたので、より一層天広さんに興味が出たし、好きになりました!


★次に向かったのがミ28b、インクボトルです。インクボトルは今石洋之さんのサークルです(はてなのキーワードになってるかな??)。そこで、既刊の「今石洋之原画集7」と新刊の「今石洋之原画集8」を買いました。列は出来ていなかったのですぐに買えました。今石洋之原画集7ではBLACK CATガイキングの原画を、今石洋之原画集8ではそれにパラダイスキスと劇場版ワンピースの原画を加えて載せてくれています。


★次はミ46a、弁慶堂に向かいました。弁慶堂はすしおさんのサークルです。そこで原画集準備号をゲット!デ・ジ・キャラットや、ぷちぷりユーシィの原画を載せてくれています。驚いたのですが、あのキリンレモンのアメフトアニメの映像はすしおさんが原画をやられていたようで、その原画も載っていました。ド派手に動くアニメだなぁと感心していましたが、すしおさんが描いていると聞けば、なるほどと納得がいきます。


★次はシ77b、70年式悠久機関へ。このサークルは袁藤沖人さんのサークルです。邑澤広士さんのサークルBREAKTHRUとの合同参加。時間はその頃10時30分くらいでした。結構列の進みが遅くて、列の長さは80Mくらいだったのですが、多分11時くらいにようやく買えたと思います。新刊2冊をゲット!
袁藤沖人さんのCRONO METRIC HEARTSは思春期の男女を描いたソフトエチ本て感じです。背景が上手すぎます。邑澤広士さんのAlice garden and Golden yearsは、ルイス・キャロル(ドジスン)が不思議の国のアリスを執筆するまでの出来事を史実に近い形で描いた本です。


★次は、こもれびのーと。こもれびのーとは、もみじ真魚さんのサークルです。10分くらい並んで新刊2冊(季節のメイドさん・春、紫さま@ちゃんと服を着てください!!)と既刊2冊(季節のメイドさん・冬、こもれびのーとリクエスト)を買いました。季節のメイドさん・冬は、サンクリで出たのかな?行けなかったので買えて嬉しいです。
季節のメイドさんはずっと買ってきた本ですが、今回で全部揃いました。毎回サインを頂いていたのですが、今回はなしとの事で少し残念。色彩が凄く綺麗なんですよこの作品。それに内容もしっかりしていて、日本的な各季節の美を描いてくれています。オールカラー本て殆ど見かけませんが(印刷料金が高いんだそうです)、頑張って出して下さるのはとてもありがたいです。紫さま@ちゃんと服を着てください!!は面白杉。八雲紫はずっと裸ですが、重要なところは隠されていて、内容もギャグなので全然エロく感じません。トーン、ベタのない作品ですが、乳首だけはきちんとトーンが貼ってあるところに拘りを感じましたf^^;ゆうやけのーと名義の初同人は完売で買えませんでしたぁぁ。欲しかたー!!!


★それから、UBへ。UBはokamaさんのサークルです。今回は前回に続いてbuub2を出していました。buubは一年のイラストの総集編みたいな感じの冊子で、今回のものは2004年のイラストを纏めたものです。1冊買いました。


★その足で、近くに他に買いたいサークルがあるにも関わらず、ト21a、ヴァニッシングポイントに行きました。ヴァニッシングポイントは高村和宏さんのサークルです。僕は今回初めてそのサークルの名前を見ましたが、4回目の参加みたいです。今回は今までの発行物のまとめとラフ画&らくがきの本でした。あと、佐伯さんの本も委託で置いてあったので、それもここで購入しました。


★それから、後に述べる衝撃の出来事があって、放心状態のままぷらぷら彷徨いながら修羅場計画へ。修羅場計画はとりしもさんのサークル。今回は多分いつもみたいな8ページくらいのコピー本だと思いますが、完売していました。毎回搬入数が結構少ないんですよね。出来れば買いたいというサークルだったので未練はありません。


★次に、ヴァニッシングポイントの裏側にあるサークル、ト41a、angel boxへ行きました。angelboxは、るかさんのサークルです。僕の今回の目標の一つ、「ストパニ本でえへへ〜ってなる」を叶えるべくここでストパニ本を4冊購入しました!渚砂ちゃんと静馬の本が1冊に、光莉ちゃんと夜々ちゃんと天音の三角関係本が3冊、そして夜々ちゃんと蕾ちゃんの本が1冊です。百合本なのでソフトエロです。渚砂ちゃん可愛杉!
かなりツボだったシーンです。渚砂ちゃんが、静馬の服に紅茶をこぼしてしまうのですが、静馬は「ほんとに困ったわね」と言ってわざと冷淡な目で渚砂ちゃんを見つめます。渚砂ちゃんは半べそをかきながら「ほんとにすみませんでした!」と謝りますが、静馬は「口で謝ってもらってもね、誠意が感じられないわ。」と更にいじわる。渚砂ちゃんは「あ…あの…では、どうすれば許して頂けますか?」「私何でもします!」と言います。静馬「何でもする?」渚砂「はい!」静馬「本当に?」渚砂「はい!」←この時の安心+半べその渚ちゃんの表情がすっごいエロ可愛かったよぉ〜(*´д`*)
こんな事を書いている僕はただの変態だと思われても仕方がないと思う、とマジレス。


★次はLU SEARへ。LU SEARは相河大誠さんのサークル。ここで僕のメイド属性の欲望を満たすために18禁メイドさん漫画Cranberry SODAを購入。料理専門のメイドさんとか、掃除専門のメイドさんとか、いちゃいちゃ専門のメイドさんとか、スペシャリストなメイドさんのイメージを8人くらい描いたり、短めの漫画も載っています。本当に絵が綺麗〜!メイドさん、やわらかそうだよ、メイドさん。ハァハァ。


★次にGRAPHIC!へ。GRAPHIC!はセンムさんのサークルです。新刊Girls of Summerを購入。コレもマジで絵が綺麗!数ページのカラーイラストと、いろいろなラフ画を載せてくれてます。


★次は麒麟堂へ。麒麟堂は松本規之さんのサークルです。新刊の「凛」未収録画集と、既刊の風景と少女長崎編を購入。



ここで東館の4、5、6にあるサークルが全て終わって、時間は大体12時30分くらいだったかな?東1、2、3ホールに移ります。1、2、3ホールで買いたいサークルは、富士壺機械とむてけいファイヤー、みずきちゃんくらぶ、ドクーガ渋谷支部の4つ。でも、ドクーガ渋谷支部は高村さんのところで新刊を購入したので行きませんでした(後で思い出したのですが、既刊で欲しいものが置いてあったの(´・ω・`))。


★まず富士壺機械に行きました。富士壺機械はいとうのいぢさんのサークルですが、今回はハルヒの影響で並びそうだったので、最後の方に持ってきました。実際凄く長い列で、長さは250〜300Mくらいありました。コミケに何回か参加して、列については結構分かっていると自分では思っている僕が、列の終わりだと思っていたものが実は途中だったりしました。恐るべし。およそ1時間20分くらい並んで新刊灼眼のシャナ線画集「爍」を買いました。前回の続きで小説7巻以降の挿絵等の線画、ラフ画が載っています。ラフ画は絵に勢いがあるのがいいところですよね。前回同様約100ページの厚さです。
並び始めた時間も時間だったので、買えるかどうか心配でした。ほとんど賭けです。並び始めた頃は3部限定だったのが、途中で1部限定になり、相当焦ったのですが、サークルのすぐ目の前まで来られたので一安心・・・と思ったら僕の2列前の人が同人誌を買おうとした時、「とりあえず、一旦ここで販売中止させてもらいます!」と衝撃的なことを言われました。「嘘!ここまで来て買えないの俺!?」とあたふたしていたら、「これが残り最後です!」と40冊くらいの在庫を取り出しました。それから人数を数え始め、僕の8列後ろくらいで300Mはある列がスパッと切られました。後ろの列はサーっと捌けていきます。奇跡です!奇跡が起きました!何だか選ばれたような嬉しさがありました!まさか、自分がこんなにギリギリの位置にいるとは。。。周りの方々と嬉しさを分かち合って、力強く同人誌を受け取りました。


★次にむてけいファイヤーに行きました。むてけいファイヤーは安倍吉俊さんのサークルです。ここで「薬局のポチ山さん2.0 」と「灰羽驪連盟脚本集第六集 」を買おうと思っていたのですが、なんと完売!いつもは沢山残ってるのになぁ・・・。う〜〜ん。サンクリにも持ってくるのでそこで買うか、通販で買うかして下さいとの事です。もしかしたら冬コミに持ってくるかもと言っていました。。


★東の最後はみずきちゃんくらぶへ。みずきちゃんくらぶはごとPさんのサークルで今回はScool Girl2を出したのですが、ここも完売!なんで!?いつもこの時間でもあるのに!コミケ参加人口が増えているせいかもしれませんね。
同人ショップで委託してくれるそうなので、そちらを利用させて頂きます。



**ここまでの画像は忌むべき転売ヤーヤフオクで出品しているものから引っ張ってきました。画像がないものは出品がなかったからです。高額で同人誌を転売する目的で買うとかマジでやめて欲しいですよね。せめて有明への移動料を加算する程度にしておけよと言いたいです。





とりあえず流れを書きましたが、ここで途中で書いた「事件」について書きます。
その事件はヴァニッシングポイントで起きました。
僕はいつも同人誌を買うときは記念にサインとその日の日付をおねだりしてしまいます。それがあると思い出としての蘇り方が全然違うからです。
今までサインを書いてもらった同人誌は、それを見るだけで作家さんの顔や、当時作家さんと何を話したか、更にはその時のコミケ全体の様子までも思い出す事が出来ます。いわば記憶の外部化といいましょうか。同人誌に記憶の片鱗を残しておくことで、それを鍵に全体の記憶が引き出せる訳です。やっぱりオンリーワンであると普通のものと全然違い記憶が鮮明です。
で、今回も回っているときにお願いしてみたわけですが、高村さんというガイナのアニメが好きな人なら知らない人はいないという神様にもダメ元で頼んでみたのです。高村さんのお顔は色々な本や、テレビ等で見て知っていたので、本人様がいることを確認してから言ってみると、なんと「あ、はい、分かりました〜。」との返事が!更に「サインだけでいいですか?絵とかは?」と仰られるではないですか!本当にサービス精神のある方です!それなのでそちらもお願いしてしまいました。絵を描いているところを食いつくように見ていたのですが、これが早い!さらに的確!下書きせずにボールペンで直に書いていきます!プロはこれほどまでにすらすらと自分の持つイメージを表現できるものなんだ・・・と感動しつつ、この域に達するのは不可能なんじゃないかというネガティヴな気持ちも抱いてしまいました。それと、僕なんかは人物を描く時、輪郭→目→髪→胴体と移りますが、高村さんは輪郭→髪→胴体→一番最後に目を描いていたのが印象的でした。これには何か合理的な理由があるのではないかと思うので、僕もこれからは真似するようにします。
それで仕上がったのはこれです。

同人誌の表紙の内側に描いて貰いました。本当にありがとうございました!
僕はまほろまてぃっくの大ファンなのですが(この作品からオタ道に進み始めた)、絵に関して言わせて貰うと、キャラクターを生み出してくれたという点でぢたまさんにも感謝しているのですが、一番感謝しているのは、アニメ化に当たってまほろさんの魅力を原作以上にしてくれた高村さんなのです。そんな方がこの同人誌に直接魂を込めてくれて、それを描くところを見ることが出来たのを考えると、本当に自分はラッキーボーイだと思ってしまいます。
お礼の出来る機会は多分無いと思いますが、あったら何かしたいです。
この事件の後、僕は「もう今回はどうでもいいやぁ〜」という気分になり、ヘロヘロと移動することになりました(´ヘ`;)
それと、Re:キューティーハニー等でその力を拝見させて貰った今石さんも下さいました。

ありがとうございました!
ガイナの方々は本当に親切な方が多いです。超大物になって力を持っても驕らない誠実な態度には好感が持てます。これからも応援していこう。


追記:友人に、もし余ったらでいいからCUT A DASH!!の新刊と原田屋の新刊を売ってね、と言っておいたら、余ったので売ってくれるとのことです。いつか受け取りに行きます。


なんか、ずいぶんな文量になっちゃったな。
西の事についてはまた後で。