AIR

AIR 1 初回限定版 [DVD]

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〜以下ネタバレを若干含みます〜


ようやく観終わりました。長い間観ていなかったのですが、今日一日で一気に観てしまいました。
次から次へと観たくなってしまって。全く・・・構成が上手です。
ゲームは通しで2回やっていて、内容は完全に知っているはずなのに、終盤は涙が出っ放しでした。何回鼻をかんだことか。
佳乃と美凪のシナリオについては、かなり頑張っている感はありましたが、クライマックスも進度が早い(美凪とみちるのフェンス越しの会話等)のは全13話なので仕方ないでしょう。Summerについても同様です。
多分京都アニメーションはこれ以上ないくらいに頑張ってます。
観鈴シナリオはとても良かったです。物語の重要部分をきちんと入れてくれて、上手に簡略化もしてくれて。
僕としては、原作のメッセージがきちんと伝わるならば、原作通りでなく簡略化もいいと思うんですよね。


AIRを観て改めて家族の在り方というものを考えさせられました。
行人は最後こう思いました。
「どうして今まで気付かなかったんだ…。俺はお前の傍にいて、お前が笑うのを見ていればそれで幸せだったんだ。」
晴子は最後こう思いました。
「うち、もう、贅沢言わん。あんたと一日一緒に居れたらそれでええ。うちの希望はそれだけや。」
これに気付いたのが最後の最後だというところがAirの悲劇ですが、現在この「一緒に居られること(何かをやれること)が幸せなんだ」という考えに気付かないために、もしくは忘れてしまったために、沢山の事件が起きているような気がします。
親が子供を殺したりだとか、子供が親を殺したりだとか。
根底にはそれぞれの価値観の押し付けがあるのでしょうが、それは子供自身を目的としていれば起こりえないことでしょう。
子供を他の子供と比較したり、自分の思い通りにしようなどという考えは、子供を人形だとか、自分の飾りのように考えてしまっているからなのではないか、と思います。
家族って本当はそんなものではなくて、感情を分かり合って一緒に頑張っていくという関係ではないでしょうか。
例えば、家族が幸せなら自分も幸せを感じて、泣いているようなら自分もなんだか悲しくなってしまうというような。
今は非常にせわしない時代なのでそういうことを忘れがちですが、子育てが上手くいかないとかで悩んでいる人は自分本位にならないよう一度考え直すことが大切だと思います。まぁ、他人と比較することを強要される時代ではありますが、一つのことが出来ないからといって子供に必要以上に厳しくなることもないと思います。道は沢山あるんですから。
もちろんそれは、子供に生きる術を教えることを妨げないと注意深く書いておきますf^^;
子供が悪いことをしても叱っちゃいけないとか、危険なことに手を出そうとしていても自由にやらせろとかいうことではないですよ。
要は「一緒に」頑張る姿勢が大切だと思うのです。
晴子さんみたいな人が増えれば、世の中から悲しみも減るだろうになどと思ってしまった☆武士でした。
なんだかAIRから完全に話題が飛んでしまいましたね。まとまりもないし。。。
AIRの批評を期待してくれていた人がいたらすみません。


AIR 6 初回限定版 [DVD]

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