スピードグラファー第22話「オカネクダサイ」


〜〜以下ネタバレ含みます!!〜〜
話も架橋に入ってきましたね。今回で水天宮の過去は全て明かされました。
唯一の肉親である妹が娼婦にされていたなんて。
「オカネクダサイ」と兄のことが分からない妹が水天宮に対してひたすら言い続けていました。
大切にしていたオルゴールの音も忘れてひたすらこれだけを言いつづけていました。
そんな妹を抱きしめながら葬る水天宮。妹は幸せそうな笑顔で死んで。
なんとも悲しすぎます。
水天宮は金こそ全ての世の中を破壊してやろうと計画を進めてきました。
それはお金のせいで家族がバラバラになり、苦しい目にあったからですが、今回の件も水天宮の信念をより強固なものにしたのでしょう。
ここまで悲惨な過去を見せつけられると、水天宮にも感情移入してしまうというもので、彼の持つ正義と信念がすごく理解できた気がします。
敵側の人間味のあるやりとりは良かったです。辻堂はこれまで嫌なヤツとしか思っていませんでしたが、ここまで忠義に熱いやつだとは。秘書みたいな女がとっとと水天宮を離れていったのに対して、かつて水天宮に助けられた3人は最後まで彼に尽くそうとしたのが印象的でした。彼らにも幸せになってもらいたいですね。
最後のヘリが迎えに来たときの水天宮の顔が、とてもすがすがしくてカッコ良かったです。
スピードグラファーは途中イマイチでしたが、ここに来て次週の展開が楽しみになってきました。