一昨日あった童貞組の集会

我らが童貞組は毎年12月24日近辺に集会を開いております。
今年も局長であるA-boy氏、副長の月草氏、僕、隊長の虚野氏、ゲージ氏、また、入隊資格(操を守っている事)があるか不明な犬蔵氏が集まり、集会が開かれました。
ゲストで月草さんの友達のiustitiaさんとKNOBさんも参加。


今年は、まほろまてぃっく観賞(前編)→フィギュア一人撮影会→鍋の材料買出し→組員とゲストで囲んでキムチ鍋→同時にまほろまてぃっく観賞(後編)→秒速5センチメートル観賞→フリータイム
といった流れでした。



〜フィギュア撮影会〜


撮ったフィギュア
画像縮小につき若干ノイズが入っています


Kanon 月宮あゆ
 



CLANNAD 坂上智代



CLANNAD 藤林杏
 



秒速5センチメートル観賞〜


月草さんがDVDを所有していたので、秒速5センチメートルを初観賞させて頂きました。
以下は秒速5センチメートルの感想と、集会における僕の発言に対する補足


以下、ネタバレあります&観た事ある人にしか分からない記事です!


第一章「桜花抄」


一言感想
ああ、美しい・・・これこそ愛だ!


一章の最後、大雪で電車がストップしてしまい、貴樹君が栃木の駅に着く時間が大きく遅れてしまった。
もう帰ってしまっただろうな、と思いつつも明里ちゃんが待っていてくれたらという期待を抱く貴樹君の目には、待合室の椅子に一人腰掛け俯いている明里ちゃんの姿が映ったのだった・・・。


最近、スクイズだとかefだとかのドロドロとしたアニメや、やけにお○ぱいの大きな女の子が出てくるエロアニメ(エロシーンはないけど、無駄に性欲を刺激してくるようなアニメ)ばかり観ていた僕は、こういう新鮮な恋だか愛だかというものが描かれる事に期待していました。
貴樹君が駅に着いてからの明里ちゃんとのやりとりが、完全に肉欲を離れたもので気持ちがよかったです。
互いを心の底から必要として、信じ合い、理由もなく好きだという関係を久しぶりに目撃しました。
貴樹君を信じてずっと待っていた明里ちゃんを見て、おもわず「出来た女の子だ」と絶賛してしまいました。
キスをした後、急に現実感に襲われ貴樹君が抱いた不安感は童貞の僕でもなんとなく分かりますた。



第二章「コスモナウト」


一言感想

     ___ 
   /      \
  /  ─    ─\
/    (●)  (●) \
|     (__人__)   |   主人公の目がキラくんになったな
/     ∩ノ ⊃  /       これは嵐の予感だ・・・
(  \ / _ノ |  |
.\ “  /__|  |
  \ /___ /
 


貴樹君は種子島、明里ちゃんは栃木と、お互いかなり離れたところに住む事に。
貴樹君はかなりのイケメンに成長し、なんだか目がキラくんのように達観していました。
そして、種子島の女の子、花苗ちゃんを翻弄していました。
女の子にあれだけやられたら、気持ちに気付くだろ・・・常考


貴樹君はよく携帯を弄っていたので、明里ちゃんと連絡を取っているのかと思っていたのですが、中盤で、実は連絡を取っていなかったという事実が明らかになります。僕は仰天しました。
おいおい携帯あるのに連絡取らんのか・・・。メールアドレス知らないのかな?とか思いました。
それでも、明里ちゃんは出来た女の子だから、きっと今も貴樹君のことを思い続けているに違いない。枕を涙で濡らしながら大学での貴樹君との再会を待ち望んでいるに違いない、と信じていました。



第三章「秒速5センチメートル


一言感想
現 実 が 現 れ た


東京で社会人をやる貴樹君。明里ちゃんとはどうなったのか。途中までよく分かりません。
でもなんか、他の女の影がちらほら。また、明里ちゃんサイドにも別の男の影がちらほら・・・。


終盤になりその答えが明らかになります。
貴樹君は別の女性と3年間も付き合っており、明里ちゃんの方も別の男との結婚式を控えているらしい・・・。
しかも、貴樹君は高校時代に明里ちゃんとメールのやり取りをしていなかったので、メールアドレスを知らないのかと思っていましたが、明里ちゃんからメールが届いてる事実から、実はメールアドレスを知っていたという可能性も出てきました。
じゃあ何でメールしてなかったんだよ!!!という貴樹君への不満が湧き上がります。
もしかしたら、社会人になってから知ったのかも知れませんが。


しかし、それよりも大きな怒りが明里ちゃんに対して湧き上がります。
結局、「その人の事が理由もなく好きだ」という感情(これは純粋すぎるかもしれませんが、これに似た感情)を忘れ、寂しさを埋めてくれる男を求めるようになってしまったのかと。
そして、寂しさを紛らわせてくれる男なら誰でもよかったのか・・・と。常に男はオンリーワンではなくナンバーワンなのかと。
彼女だけは距離や、時間や、粘膜の作り出す幻想に負けないと思っていたのに・・・。
一章の純真無垢な彼女を見ていただけに、そのショックは計りきれないものでした。
ベッドシーンレベルのどんよりとした気持ちの到来です。


遠距離恋愛は続かない、という事は僕は何となく知っています。
集会中にも話しましたが、大学に入ってから3件、それ以前も含めるともうちょっと多くの別れ話を聞いているからです。
しかもその全部が、女性から話が切り出されていて、理由は色々ですが、大体共通しているのが寂しくなってしまったからというものです。
彼女達にしてみたら、「あなたの事は好きだけど、近くにいて寂しさを体やら現実的なコミュニケーションで埋めて貰えないと耐えられない。私はそっちの男を選ぶわ。」という感じなのかなぁ、と思っています。
対して、男の方は浮気もせず、女の事を信じて、電話で話せるのをとても楽しみにしているという場合が多いです。
で、男は分かれた後絶望し、オタク化したりします(僕の知る限り2名がオタク化)。
こういうのを見ていたので、明里ちゃんの事を考えてしまって常にどこか上の空の貴樹君と、新しい男と楽しそうにやっている明里ちゃんが映像の中で対比的に描かれているのを見て、重なってしまい、明里ちゃんに対する怒りがこみ上げてきたというわけです。
僕の前に正に現実が現れました。
でも、映像が綺麗だったので、怒りの感情が割と中和されました。



総評

これはリアルな男と女の物語である
色々書きましたが、新海さんの作品の中では一番心に響く作品に仕上がっている気がしました。
見終わって思ったのは、やっぱりこういう味わいのある作品というのは、一人で観るか、部屋を暗くするかして作品に入り込める環境を作るのがいいということです。
それと、理想主義者でサーセンww



〜フリータイムの様子〜


局長と一番隊隊長(今後の組の活動方針について真剣に語り合っている)。
何気ない写真の中にもオタグッズが散見される。


犬蔵氏も一緒に語る


希望に満ち溢れる両氏


朝。疲れきって、自分の世界に籠もった局長。
星と接しているところが頭である。



月草氏、ゲージ氏の写真はネタとなりそうなものがなかった。あと僕のも。


童貞組は隊士を常に募集しています。
資格は操を守り続けている事です。
お気軽にどうぞ。