NHKにようこそ!が凄い!

今月中ずっと探し回っていたNHKにようこそ!6巻の初回限定版を入手しました!
どこを探してもないので、ヤフオクで買ってしまいましたf^^;意外と多く出品されていましたよ。
今は他にやることがあるのでまだ手をつける事ができませんが、True Worldのプレイが楽しみです。
何せ佐藤君と山崎の希望が詰まった作品ですからね。

「本当に佐藤が書いているように感じられるシナリオにしたい」「それでいて読んでいて実際に面白い文章にしたい」この二つの矛盾する目標を達成するために、あの手この手を使いました。おかげさまで、メタフィクションの新しい地平を切り開くことが出来たと思います。(気のせいかもしれません)

というのが原作者滝本さんのシナリオに対する感想。
期待が膨らみます。
「気のせいかも」と書いてあるところあたり、滝本さんらしいですね。

最近、超人計画という滝本さんのエッセイを読んで(ネットでも読めます)、このNHKにようこそ!という作品はフィクションであるけども、滝本さんの人生観や人生経験というものが十二分に反映されていることが分かりました。
超人計画自体にはそのような事は書いてありませんが、読めば誰しも気付くと思います。
佐藤君も山崎もトロトロさんも滝本さんの分身のような感じがしました。岬ちゃんは滝本さんでいうところのレイちゃんですか。
これほどまでに作家さんの人生観や人生経験が作品に現れるものなんだなぁと、あまり本を読まない僕は驚きました。
これはアニメ版の方が顕著で分かりやすいと思います。
アニメでは無機物が魂を持ったように話しかけてくる描写が多いですが、滝本さんもマジックマッシュルームや瞑想の力で無機物との交信や一体化を図り、梵我一如を感じたりしたそうです。
更には、自分が世界の創造神であるかのような幻覚に囚われたりとか・・・。

超人計画

超人計画


アニメがクライマックスを迎えようとしていますが、アニメ版の出来が素晴らしいので最後どうなるか楽しみです。
ストーリー的には小説版と同じところに落ち着くのかな?
漫画では、シリアスなシーンでギャグに持っていってしまっていた(逃げていた?)ところを、アニメではとことんシリアスで突き詰めているところが好印象でした。現実的というか、観ていて共感を持ったり、考えさせられるシーンが結構あるし、挿入歌にも拘っている印象があります。
岬ちゃんの作画に許せないところがありますが、我慢我慢・・・。
GONZO、こうなったら最後まで頑張ってくれよぉ〜!!